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【琵琶湖減水】地形調査に行ってみました【ビワマス】【食べてみた】

みなさん、こんにちは。

みなさんは、現在琵琶湖が14年ぶりに大減水していることを知っていますよね。

明智光秀が築城した坂本城の石垣の一部が現れたことがニュースで取り扱われていたことを覚えている方も多いでしょう。

そんな減水している琵琶湖に息子たちが地形調査に向かいました。

琵琶湖の様子

目的は魚を釣るために、減水している今、地形を把握しておくためです。

当日は雨が降っていましたが、63センチの減水でした。

朝8時ごろ北湖のいつもの場所に到着しました。

思っていた以上の減水です。

いつもなら赤いラインぐらいが水際なのですが、5メートルぐらい後退しています。

ウェーダーを履いて、レインジャケットを着込んで水の中に立ち込み、様子を伺います。

浅瀬がどこまで広がっているか、どこから深くなるかを確認し、動画を撮ることで状況を記録していきます。

以前ブラックバスが釣れた場所が、周りよりも一段深くなっていたこともわかり、興味深いものがありました。

さらに水嵩が減ったことにより普段入れない場所にも歩いて行くことができ、情報を得ることができました。

途中雨脚が強くなることもあり、釣り竿も網も持たずにウェーダーを履いて、ひたすら歩いている姿は周りからも奇妙な目で見られていたことでしょう。

場所を移動してきましたが、こちらもかなり水が減っています。

同じく赤いラインが普段の水位です。

こうして、いつも訪れる場所や注目していたポイントを確認することができました。一日がかりでしたが・・・

もう一つの目的

さて、今回は琵琶湖の減水状況を確認することが大きな目的でしたが、実はもう一つ目的がありました。

それは、

ビワマスです。

ビワマスは、アマゴが琵琶湖に取り残された(陸封と言います。)固有亜種です。

成魚は40〜50センチほどですが、大きいものでは70センチほどにもなります。

普段は深場にいることが多く、トローリングで狙うことが多いです。ブラックバスとは住む深度が異なるため、絶滅を逃れているという説もあります。

その身は大変美味でしっかりとした味わいながらも、とろけるような舌触りです。

↑写真は以前に鮎茶屋「かわせ」さんでいただいたビワマスと鮎の刺身。美味‼︎

このビワマス、10月から11月には産卵期を迎え川に遡上します。この期間は禁漁になっています。

今回はこの禁漁が開けたこともあり狙ってみようというものです。

ただし、釣りではありません。網です(笑)

ポイントを知っている方であれば、日中に小河川の浅場で捕まえられるのでしょうが、全く知識がなかったため、過去のデータとにらめっこしながら大きめの河川で夜狙う作戦にでました。

懐中電灯で探しながら、網で追い込む作戦です。川の流れも速いため膝上が限界です。

普通のガサガサに使う網もあったのですが、今回はウォーターランドさんの「ナナマルすっぽりネット」が正解でした。

上がメスで下がオスです。メスの黒い魚体が迫力あります。DUOさんのルアー、スピアヘッドリュウキにこんなカラーがあったことを思い出しました。

メスは産卵後のものだけをキャッチします。

今回最大のエモノはこちらです。

54センチのオスです。顎のしゃくれ具合がカッコいい!

この歯!まるで恐竜ですね。とてもバス持ちなんてできません!

持ち帰って食べてみました。

産卵後のビワマスは美味しくないと言われています。

検証のため、食べてみることにしました。

血抜きと神経締めを行い、持ち帰って捌いてみます。

もともと鮭のように赤い身なのですが、産卵に体力をほとんど使い切ってしまうため、身が白くなってしまうそうです。

かなり身が柔らかくなっていて捌くのもやりにくいです。

料理は三品作ってみました。写真は撮り忘れました(笑)

ホイル焼き(玉ねぎ、シメジ)

フライ(ケチャップソース、タルタルソース)

塩焼き

1番美味しかったのは、塩焼きでした。ホッケに似た食感と味わいになります。

2番目はフライのタルタルソースです。まさに白身魚のフライでした。

普通の鮭とは違って、淡白な白身魚と考えれば、大丈夫です。

いつかは、トローリングで銀ピカのビワマスを釣ってみたいですね。

それでは。