みなさん、こんにちは。
今回はハセガワさんから発売されたVF-1Aアーマードバルキリーを作ってみました。

このアーマードバルキリーは、アニメ「超時空要塞マクロス」には登場しない機体です。
元ネタはソフトバンククリエイティブさんから発売されている「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー 宇宙の翼」です。

この本の中に出てくるエピソードの一つが「オペレーション ブルズアイ」です。
オペレーション ブルズアイ(ブルズアイ作戦)とは
マクロスは長い道のりの末、火星軌道内に入ることができましたが、ブリタイ艦隊の包囲網により先に進むことができなくなっていました。
そこで立案された作戦が「ブルズアイ作戦」です。
各部隊から精鋭を招集し、敵艦を強襲し、一点突破を図るものでダーツゲームの中央の的に例えて「ブルズアイ」と命名されました。
ブルズアイ作戦は、それまで使われていなかった(というよりも、普段の整備に時間を取られ、使うことができなかった)アーマードパックを装備したバルキリー4機による突撃作戦であり、マクロスからの支援も受けられない被撃墜率が60%を超える、無謀な、しかしマクロスが地球に帰還するためには必要な作戦でした。
アーマードパックは、旧日本の新中洲重工が中心となって開発されたバルキリーのオプションパーツの一つで、脆弱なバトロイドの武装と装甲を補うために開発され、優れた火器管制システムを持っています。
そのシステムのポテンシャルを最大限に引き出せる機体が同じく日本で作られたJ型でした。
よって乗機がJ型であることが選抜の基準となります。最も危険な2トップには<SVF-13プランジャーズ>からグリコフスキー少尉と飛行隊長の滝田中尉が選ばれました。
なぜVF-1Aなのか?
今回、ハセガワさんから発売されたアーマードはA型です。頭部のレーザーが1門です。
アーマードパックとの相性の良いのはJ型なのですが・・・
実は今回発売されたアーマードバルキリーは、ブルズアイ作戦のトップ2を支援するために同行した機体で、「ダーツ3」と呼ばれた<SVF-37>カール・レーガー准尉機の機体は、新中洲重工が本格的生産を始める前の組み立て検証機であり、頭部はA型だが中身はJ型と同等の火器管制システムを持った機体だったのです。(作品内ではJA型と呼ばれています。詳しい話はソフトバンククリエイティブさんの「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー」に載っています。)

そして今回のパッケージに描かれているのは、「ダーツ4」と呼ばれた<SVF-22>ライナス・フィランダー准尉機で、彼は純粋なA型乗りでありながら志願して作戦に加わりました。火器管制はレーガー准尉機のJA型に委ねることになっています。

作戦は成功しましたが、フィランダー准尉機は、戦闘により大破、未帰還となってしまっています。
今回のハセガワさんのキットはレーガー准尉機とフィランダー准尉機が作れるデカールが入っていますので、どうせなら2機いっぺんに作っちゃえ!という企画です。
オペレーションブルズアイ開始!
今回の2機を作成するにあたって場面を考えると、やはり見せ場の2機のミサイル一斉掃射ですね。
しかもキットでは再現されていないのですが、エピソード内では両機とも両前腕部にガンポッドを装備しています。
これは再現しないとと思い、ジャンクパーツの山の中からファイターのガンポッドを4本探しました。
ミサイルハッチはオープン状態となりますので、ハッチ裏にはコトブキヤさんの「プラユニット 角モールドⅢ」やプラ棒を使ってみます。


完成後はあまり見えないですけどね(泣)
キットは結構サクサク組めるのですが、バルキリー本体の胸部の接続ピンがキツいのと脇の下にくる部品の勘合がキツいので、穴を広げたり、ピンをカットして接着しました。

サクサク組めるといいながら、スネの部品を左右間違えたりしているのはご愛嬌です。あの足首の「VF」ってデカール好きじゃないだよねーと自分に言い聞かせます。
アーマードパックのカラーは、レーガー機は水性ホビーカラーの「H-514 ジャーマングレー/グラウ」、フィランダー機は、同じく「H-70 RLM02グレー」です。
バルキリー本体は、水性ホビーカラーのガンダムカラーから「HUG104 ディアクティブホワイト」を使いました。
最近は水性ホビーカラーでもガンダムカラーがたくさん出てくれて嬉しい限りです。あの微妙なグレーや青などが簡単に表現できますから!
レーガー機は、前述の機体説明を参考にカラーリング、機体番号「710」をジャンクデカールから選んで貼ります。
では、完成品です。




ウェザリングとしては、新品同様であると思われるアーマードパックは余り汚さず、バルキリー本体は使い込まれた様にドライブラシで汚しています。


さらにレーガー機は、設定に合わせてインテーク横の「注意」と日本語で書かれたコーションも再現しています。(まあ、作成後はハンドグレネードに隠れて見えなくなるんですがね・・・)


あとホビージャパンさんでモデラーの「にっけ」さんがやっていた胸部装甲上面のブレードアンテナはパーツにメリハリが出てオススメの工作です。

スタンドはバンダイさんのベースを使いました。やはり宇宙空間では浮いていて欲しい。
まとめ
やはりアーマードは迫力が違いますね!
全弾斉射は男の夢ですからねー!
ということで凄く楽しく作れました。おススメのプラモデルです。
次は12月に発売された残りの2機を作って「ブルズアイ作戦」を完了させましょうかねー。(ただ、あの2機、色が一緒なんだよなぁ・・・)
それでは、また。
