みなさん、こんにちは。
今回は、ハセガワさんの1/72VF-1バルキリーを作る際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

1/72VF-1 バルキリーは、2000年にハセガワさんが初めて本格参入したキャラクターモデルです。
マクロスモデラーとしてはハセガワ製のバルキリーは夢の商品でした。
なにせ「飛行機のハセガワ」ですから、期待しないわけがありません。
当時、通常の飛行機キットの5倍売れたと言うのも頷けます。
今でもファイター形態のバルキリーとしては、最高峰ではないでしょうか。
しかし、このバルキリー、ハセガワさんの初めてのキャラクターモデルということで、作り方の流儀が、完全にスケールモデルなんですよね。細いモールドやら大量のデカールやら。
現在のVF-31ジークフリードやVF-25メサイアと比較すると、作成時の手間は断然多いです。(そのかわりにカラーリングの手間は桁違いにVF-31の方が掛かりますが・・・)
今回は、このバルキリーを作成するにあたって最低限必要な工作をご紹介します。
1点目、機首
さて、まず1点目は、機首です。
機首部分は他の飛行機モデルと同じくバスタブのようなコクピットを両側から挟み込むかたちで作成します。
しかし、この機首部分、そのまま作ると隙間が空いてしまいます。

(写真は、VF-1Dの部品を使用していますのでベージュ色です。)
これはバスタブの部品が干渉しているためです。
そこで該当箇所をヤスリで削っていきます。

干渉箇所は前側の角ですので、ここを斜めに削ります。


削った部分に色を着けてみました。この部分は組み立て後は見えません。ただし、下側の前脚収納部の枠まで削らないように。
反対側も同様に処理すれば、

機首側がピッタリと収まります。後ろの隙間は接着後にマスキングテープなどで止めてあげれば無理なく接着できます。
その2、翼
バルキリーでは、可変翼を再現するために、ギアを使った仕組みが用いられています。翼も塗装後に組み立てられるよう差し込み方式がとられています。
しかし、この差し込み部分がきつくなっており、処理をしておかないと、最後に組む時に壊れてしまうおそれがあります。
該当箇所はバルキリーの上から見て右側の翼です。左側は問題なく組むことができます。

この差し込み部分がきつくなっています。


この部品の赤く塗った箇所をヤスリで削っていきます。カッターナイフやデザインナイフでカンナ掛けをしてもいいです。
大きく削る必要はありませんので、翼のパーツとすり合わせながら、進めると良いでしょう。
この2点のポイントさえ押さえれば、組み立てに関しては問題なくできると思います。
みなさんも好きなVF-1バルキリーを作ってみてはいかがでしょうか。


それでは。