マクロスシリーズ

【マクロス】マクロス・クラシック〜空白の2年を埋める物語〜

みなさん、こんにちは。

今回は、ドラマCD「マクロス・クラシック」をご紹介します。

このドラマCDは、TV版「超時空要塞マクロス」の第27話「愛は流れる」と第28話「マイ・アルバム」の間の2年間に起きた物語が4話収められています。

河森正治さん監修のインサイドストーリーとなっています。

第1話「デイ・アフター」

物語は、第27話「愛は流れる」のラスト、マクロス・アタックの場面から始まります。

グローバル艦長の名セリフ。

「マクロスならびに、ブリタイ・アドクラス艦隊、全戦闘員に告げる。」

いつ聞いてもカッコいい!痺れます。

物語は、この第1次星間戦争が終わった3か月後から始まります。

ちゃんとTVサイズのオープニング曲が流れる演出もニクイです。

仮説のコンサート会場で歌うミンメイ。観客の中には最終決戦以降ミンメイとは会話をしていない一条輝の姿も。

盛り上がる会場。

ところが、そこに揃いのピンクの半被を着た巨人姿のゼントラーディ人のミンメイ親衛隊が押し寄せてきて、大声での応援や飛び跳ねたため、コンサートは中止に追い込まれてしまいます。

ここでの輝とゼントランとのやり取りもクスッとしてしまいます。

コンサートの中止に、怒り出す観客。巨人ゼントラーディ人に出て行けコールをして追いやります。

一方で、マクロス艦内ではグローバルがクローディアに指示を出していた。

「わかりました、艦長」というクローディアに、

「いや、もう艦長ではないんだ」というグローバル。

「劇場版マクロスΔ絶対ライブ‼︎‼︎‼︎」の一場面が思い出されます。こんなところに繋がっているのですね。マクロスはこういうところが細かいですね。

コンサート会場いる輝に、ある人物が話掛けます。

なんと花束を抱えた少女でした(笑)まさか、超時空要塞マクロスで花束の少女が登場するとは!

↑画像はマクロス7の花束の少女です。

その後場面は、マクロスの会議室へ。

そこには、グローバルをはじめ、輝、早瀬未沙、クローディア、エキセドルがいた。

そして、グローバルから語られる「マクロスシティ計画」と「自然再生計画」。第28話以降に繋がるキーワードが出てきます。

協力を求められた輝だが、輝のバルキリーは先の戦争で使用不可能となっている。

しかし、クローディアに案内された格納庫で輝の見たものとは。

第2話「ロンリー・ピープル」

仮設住宅街を歩くマックスとミリア。

2人は婚姻届を出すべく市役所を探しています。手続きが大変なことを知ったミリアは、

「みんながケッコンの時に苦労しなくて済むよう、いつかシーチョウというものになってやろう。」と宣言します。

ここにもマクロス7への伏線が!

そこに食い逃げをしてきた巨人ゼントラーディ人2人が巨大な立ち食いソバのドンブリを片手に走ってきます(笑)

逃げおおせたゼントラーディ人は、アジトでソーバーのことで一悶着。そこにカムジンが現れ、ラプラミズと組んで戦艦を修復し、マクロスに一太刀浴びせ宇宙へ帰る計画を披露します。

一方でパトロールから帰還した輝のもとに新人が配属されます。

彼の名はミラード少尉。そう!あのマクロスプラスのミラード大佐です。

ゼントラーディ人が暴れている報告を受けた輝は、ミラードを伴って現場に急行します。

そこでは、本当は働いてミンメイのコンサートに行きたいゼントラーディ人と、ゼントラーディを毛嫌いする現場監督が揉めていました。

止めに入る輝達に、カムジンがグラージに乗って登場。ミサイルを一斉掃射します。

ガンポッドでミサイルを迎撃する輝だったが、突然指が動かなくなり・・・

第3話「ファイターズ・スピリット」

入院中の輝。

夢を見ている輝は、そこでロイ・フォッカーに出逢います。

そこで大切な助言をもらう輝。

警戒を続けるミーラドは、カムジンを発見するも返り討ちに遭ってしまいます。

一方で、仮設マンションを求めるも見つからないマックス達だったが、ミリアが倒れてしまいます。

輝は目覚めたものの、ミサイルを迎撃できない自分に落ち込みます。

そこに運び込まれたミラードとミリア。2人を励ます輝だったが自信を失った輝は駆け出して行ってしまいます。

そんな中、ミンメイが地球縦断コンサートに出発する日がきた。

第4話「マイ・ライフ」

仮設住宅街の工事現場では、不時着して放って置かれたケルカリアを爆破処理しようとしていた。しかしそれは軍の許可を得ていないものだった。

マックスの忠告を無視した現場監督が爆薬を点火すると、衝撃でケルカリアから無数のミサイルが放たれ、付近の建物に命中します。

そのうちの一つがミリアのいる後ろのビルに命中し、ミリアは崩れ落ちてきたビルの中に閉じ込められます。

事故の知らせを聞いた輝は、クローディアに諭されバルキリーで飛び出していきます。

ビルには火の手が迫っており、救援に来た輝1人ではどうしようもない。そこに先日騒動を起こしたゼントラーディ人が、ミンメイの見送りに向かうため通りかかる。

はたして輝は身重のミリアを助けることは出るのか。

まとめ

河森監督による監修に加え、オリジナルキャストによる演技となり、ファン必聴のドラマCDとなっています。

超時空要塞マクロスの第28話以降の展開に関わるものだけでなく、マクロスプラスやマクロス7といった今後のシリーズにまで及ぶ伏線も張られた面白い物語となっています。

ゼントラーディ人のコミカルな演技も聞きどころですよ。

是非聴いてみてください。

それでは。