マクロスシリーズ

【マクロス】後のマクロスシリーズに影響を与えたゲーム VF-X2

みなさん、こんにちは。

今回は、後のマクロスシリーズに影響を与えたゲームを紹介します。

それは、プレイステーション用ゲームソフト「VF-X2」です。

「VF-X2」とは

河森正治さん、宮武一貴さん、美樹本晴彦さん、板野一郎さんなどマクロスのメインスタッフが参加した3Dフライトシューティングゲームです。

舞台は2050年。地球人類は銀河系内に広く移民を続け安定期に入っていた。しかしその裏で暴動や反乱も頻発していた。

そんな中、マクロス政府は各地のエリートパイロットを集め特務部隊を結成。その名を「VF-X レイブンス」。

この「レイブンス」、マクロスのTV版や劇場版など本編での言及はまだありませんが、小説や雑誌の中で語られることが多く、ファンの中ではその存在はもはや当然のものとなっています。

プレイヤーは、ベネブ星系方面で「エンジェルエース」と謳われた主人公エイジス・フォッカー(CV:松本保典)となってミッションクリアを目指します。

エイジスは、レイブンス入隊直後から隊長であるギリアム・アングレート(CV:石塚運昇)に罵倒されながらも反統合組織ビンディランスと戦う。

ある作戦で、敵のリーダーであるマリアフォキナ・バンローズ(CV:沙ゆり)と交信したギリアムは、マリアフォキナを追いそのままMIA(戦闘中行方不明)となってしまった。

エイジスは、レイブンスの隊長となり、2人の部下スージー・ニュートレット(CV:林原めぐみ)とトーマ・シュン(CV:石田彰)が配属される。

以降の作戦は、この2人を選択して出撃していきます。まあほぼスージーを選びますが(笑)

ゲームではさまざまな機体を使用することができ、VF-1バルキリーをはじめ、VF-11サンダーボルト、VF-17ナイトメア、VF-19エクスカリバー、VF-22シュトゥルムフォーゲルⅡ、果てはVA-3インベーダーそしてなんとVB-6ケーニッヒモンスターも扱えます。インベーダーとケーニッヒはゲームでは初ではないでしょうか。

また各ミッションのクリアスコアによって間に挟まれるイベントが変わり、1人寂しく機体を整備するものから、オペレーターたちとのデート。さらにはスージーとの大人な演出もあります。ムフ

物語は、行方不明になっていたギリアムが現れ、主人公に選択を求めます。この選択によってラストが変わっていくマルチエンディングとなっています。

このゲームが後のマクロスに影響を

このゲーム、主人公エイジスは統合軍のパイロットとして出撃しますが、段々と雲行きが怪しくなります。

地球統合政府の一派ラクテンス(地球至上主義を掲げ、あくまで地球統合政府の権力集中を目指す)が勢力を強め、反抗するものをテロリスト、反乱行為として喧伝しVF-X部隊をその処理に当てていたということが判明します。

敵であったビンディランスは、地球の一極集権化に反対し、移民船団や他惑星の独立を訴える組織でした。

このゲームの最終ルートとしては、ビンディランス側が勝利し、以後移民船団などの権利が上昇します。

マクロス7では、マックスは地球の統合政府の命令に抗えなかったし、ミリアはあくまでシティ7の市長でした。

ところが、「VF-X2」以降のマクロスFでは、トップが大統領になり、船団全体に対する権限を持っています。

統合政府、統合軍(UN)の名称も変わり新統合政府や新統合軍(NUN)となっています。

マークも赤丸に白地の矢印から変わりました。

以後の作品では、全て新統合軍と呼ばれています。

ゲームの内容が、後の作品に影響を及ぼしているなんてすごいですね。

攻略本やサウンドトラック

「VF-X2」には攻略本も出ています。

ムービックさんの「MACROSS VF-X2 公式ビジュアルガイド」と光文社さんの「マクロス VF-X2 完全公認 攻略ファイル」です。

ゲームの操作方法などはもちろん、スタッフのインタビューも掲載されて内容も濃いです。

「歌の出てこないマクロスを作ろう」としたことや、ゲーム開発メンバーにアメリカで実際に訓練機で模擬空中戦をやってもらい、「バリアブルビュー」を開発したりする河森さんのお話など興味深いです。

プレイヤーに「社会に出る前の抵抗力」をつけて欲しいのくだりは笑えました。

さらにサウンドトラックがいいです!

このスージーが可愛い❤️

収録されているBGMもカッコいいです。エースコンバットなどのゲームミュージック好きにはたまりません!

主題歌は、福山芳樹さん率いるHUMMING BIRDの「GET FREE〜VF-X2 version」です。さすがノリノリの曲です。気分が上がります。

エンディングの「SHOOT&SHOUT」は、洋画のエンディング曲のようで、見終わった後の満足感が得られます。

このアルバムはオススメです。

最後に

プラモデルも作ってみました。

ハセガワさんから「VF-19A VF-Xレイブンス」と「VF-11B」です。

両機とも作中に出てくるカラーリングです。パイロットは、設定に合わせて「VF-22S SVF-124 ムーンシューターズ」から拝借しました。肩のパイプみたいなのをチマチマと追加。

特にスージーは、サウンドトラックの次の場面を想像して、ヘルメットを取り頭を自作。ミッションをクリアして整備員と喜びあっている場面です。

整備員は、前作「VF-X」からユーリ・ユイが転属になったってことで(笑)

こんなに楽しめる「VF-X2」。

マクロス作品の中でも大好きな作品です。

みなさんも是非体験してみてください。

それでは。