みなさん、こんにちは。
みなさんは、「マクロス・ジェネレーション」をご存知ですか?
知っている方はかなりのビョーキ・・・ジャナクテ、ヲタク・・・もとい、通な方だと思います。
マクロス・ジェネレーションとは
マクロス・ジェネレーションは、マクロス7でヒロイン、ミレーヌ・フレア・ジーナスを演じられた桜井智さんのラジオ番組「桜井智のアニメExpress〜ギャラクシー・ネットワーク〜」内で放送されたミニドラマです。
1997年2月から全10回で放送されたマクロスのスピンオフ作品です。
4月には、「1st HALF」「2nd HALF」の2枚のドラマCDが発売されました。
また、本作は、声優の田村ゆかりさんの声優デビュー作品です。
キャラクターデザインは美樹本晴彦さん、脚本は「超時空要塞マクロス」でも脚本を担当された富田祐弘さんです。

メインキャストは6人。
ヒロインのパッセル(中央):田村ゆかりさん
ヒロインの親友のライザ(右):吉田小百合さん
三角関係の相手(?)のラファール(左):緒方恵美さん

アイドル&ミュージカルスターのカナリー・ミンメイ(中央):桜井智さん
裏社会で台頭するヴォルフ(左):檜山修之さん
ヴォルフの子分のガーナ(右):子安武人さん
そうそうたるメンバー。そして美樹本晴彦さんのキャラクターデザイン、ほんとに好きです。
物語の内容は?
舞台は、2046年。マクロス9船団。
マクロス9艦内では、リン・ミンメイの再来とも言われるカナリー・ミンメイ(名前が・・・(笑))がミュージカルスターとして絶大な人気を誇っていた。
そんなカナリーに憧れミュージカルスターを夢見るパッセルは、親友であるライザと共に、「リン・ミンメイ物語」のオーディションを受ける。
オーディション前の雨の夜、1人公園で歌い踊っていたパッセルの前に、マクロス内の闇社会を牛耳ろうと対抗組織のトップであるボスダー(だからネーミングよ)を葬ったヴォルフが現れる。
危険な香りのするヴォルフと会話を交わしていたパッセルだったが、ボスダーの部下が追いかけてきて絡まれてしまう。
そこに、マクロス9艦内で大人気の競技、コスモバイクレース(CBR)の新人レーサーであるラファールがバイクで突っ込んで、パッセルを助ける。
翌日、ライザとコスモバイクレースを見にきたパッセルの目の前で、ラファールは6位入賞を果たし脚光を浴びる。
そして、いよいよオーディション本番に向かうパッセルとライザ。自分に自信のないパッセルは、演技終了後に落ち込んだが、審査員として会場にいたカナリーと出会い勇気づけられる。
ここはマクロスF 第4話「ミス・マクロス」で気落ちするランカ・リーをシェリル・ノームが励ます構図に重なります。

後日オーディション合格の通知を受け取り、ミュージカルの稽古に勤しむパッセルとライザだが、パッセルは演出助手の指導に納得がいかない。
このままでは、ミュージカル自体も出られなくなるかもという時、暗黒街の新しい実力者サムの魔の手がパッセルに伸びる。
という内容になります。
全10話でしかも1話が10分ぐらいの短いドラマですが、テンポも良く、マクロス特有の三角関係も盛り込み、さらにアイドルの苦悩や芸能界の闇部分も入れ込むというボリュームたっぷりの内容です。
バルキリーは最初と最後しか出ません(笑)
最後は賛否両論あるかと思いますが、私的にはこれで十分だと思いました。
カバーCDも発売されました。
「マクロス・ジェネレーション」では、マクロスの使用曲を女性声優がカバーしており、それらをまとめたCD「レジェンド・オブ・エターナルソングス」も発売されました。


「愛・おぼえていますか」はもちろん「天使の絵の具」や「ランナー」も入っています。
田村ゆかりさんの歌う「勇気をください」と「未来のDIARY」はシングルカットもされています。
この曲、2曲とも羽田健太郎さんの作曲なんですよね。
シングルは以前中古屋で見かけましたが、8千円ほどしていました。もちろん買えませんでしたが・・・
マクロスのスピンオフ作品は、シリアスものからコメディーものまで、マクロスの要素がたくさん詰め込まれた作品が多く、すごく楽しめるものとなっています。
ここでも「ひとりぼっち」というキーワードが出てきますしね。
既存の物語との直接的な繋がりはありませんが、銀河に広がるマクロス船団は数多くありますので、こういった物語もたくさん生まれると面白いと思います。
是非、一度聞いてみてください。
それでは。