みなさん、こんにちは。
マクロスシリーズももうすぐ40周年を迎えます。
超時空要塞マクロスからマクロスΔまで、数多くのキャラクターが登場しました。
今回はそんなキャラクターの中から、シリーズを通して最も愛されたと思われるキャラクターを紹介します。あくまで個人の見解です。(笑)
マクロス史上最も愛されたキャラは?
では、早速。マクロスで最も愛されたキャラは、

そう!柿崎速雄です。
メインキャラでなく、しかも途中退場する彼ですが、その存在はマクロスシリーズを愛する者に強烈な印象を残してくれました。
柿崎の初登場は、超時空要塞マクロス 第8話「ロンゲスト・バースデー」です。
一条輝が少尉に昇進し、小隊長となった時、マックスと共に部下に配属されました。
その時のデータでは、階級は伍長。シュミレーション378時間、飛行時間66時間、成績評定A。ちなみにマックスは、同じく伍長。シュミレーション320時間、飛行時間50時間、成績評定Aです。
設定では、年齢17歳(エッ!)。出身地は日本。身長207cm、体重140kg。父は一吉、母は由紀子。
大柄な見た目どおりに、おおらかで明るい性格、少々デリカシーに欠ける部分はあるが、人間味豊かでバーミリオン小隊のムードメーカーです。
実際、同僚のマックスとは仲が良いようで、行動を共にする場面も多いです。


戦闘では、大口を叩いて先行し、輝やマックスに助けられることがしばしば。

初陣で機体をおしゃかにした時も、給料から引かれないか心配するものの、笑い飛ばす陽気さです。
女性からは引かれる存在のようで、初対面のミンメイに握手を求めたところ露骨に引かれたり、第11話「ファースト・コンタクト」では、ボドルザーからキスをするように言われた未沙に「あなたの方がマシよ。」とまで言われてしまいます。


まあ、確かにそう言いたくなりますね・・・・
でも本人は、そんな事気にするようでもないですが・・・・
正義感も強く、第9話「ミス・マクロス」では、ミス・マクロスコンテストが女優のジャミス・メリンのために仕組まれたものだというロイ・フォッカーに対し、そんなことはさせないと意気込んでいます。

柿崎を最も印象的にした場面
さて、そんな柿崎を最も印象付けたエピソードがこちら。
第19話「バースト・ポイント」です。
長く苦しい航海ののち、ようやく地球に帰ってきたマクロスですが、艦内の一般市民の上陸許可が降りず(南アタリア島の住民は反統合同盟の攻撃により全滅したと統合軍が発表していたため)、軍上層部とグローバル艦長との激しいやり取りが続きます。
それを聞いたオンタリオ自治区が受け入れを表明してくれたため、マクロスはオンタリオに向け出発します。
前回の戦闘でフォッカーを失った輝は、1人フォッカーから引き継いだバルキリーを整備しています。
そこに柿崎とマックスが現れ、街が賑やかなうちに前祝いをしようという提案に乗り、街へ繰り出します。

そして輝の驕りと聞いて選んだ料理が、


特大のステーキ🥩です。
その量はマックスが「柿崎くん、本当にそれ全部食べるの?」と心配するほど。
そして最初の一口を食べようとしたところで

無情のスクランブル。柿崎は一口だけ頬張ると、「あ〜あ、俺のステーキが・・・」と店を後にします。

スカルリーダーとして戦いに臨んだ輝は、柿崎達に「死なない程度に頑張れ」と檄を飛ばし、自らもフォッカーの意思を引き継ぐ決意をします。

襲いかかるカムジンに対して、市民を守らなければならないマクロスは、新たに開発した全方位バリアにて防戦します。
効果を発揮するバリアですが、カムジンの執拗な攻撃により限界を迎え爆発をします。


未沙の必死な「逃げて!」に対し、敵戦艦上で戦っていた輝達も離脱をします。


この時、左手にいる柿崎の機体の変形が一瞬遅れたことがわかります。

輝「柿崎!遅れるな、柿崎!」
柿崎「駄目です・・・隊長・・・間に合いません!!」


輝「柿崎!!!!」

この柿崎の非業の死は、とてもインパクトがありました。
そして、何よりステーキが食べられなかった柿崎がとても印象的でした。
ちなみに本来は一切れも食べられなかったはずでしたが、作画監督の平野俊弘さんの温情で一切れだけ食べられたのだとか。

そんな柿崎くんにステーキで供養します。
劇場版でも性格は変わりません。
さて、劇場版である「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」でも柿崎は登場します。



劇場版ではロイ・フォッカー率いるスカル小隊の一員で、輝の同僚のという立場での登場です。劇場版ということでかなり凛々しくなっていますが、性格は変わりません。陽気で屈託のない青年です。艦内で行方不明になった輝をマックスと共にずっと探してくれてました。
そして劇場版の柿崎の見せ場は、ゼントラーディ軍に捕まった輝たちがマクロスに戻ってきて、マックス隊長率いるスカル小隊でメルトランディ軍迎撃に向かう場面です。

女ばかりのメルトランディと聞き、「そいつはいいや!」と色めく柿崎。
そんな柿崎に輝が「女だからって甘く見るんじゃないぞ!」

柿崎「もしかすると女ができたせいかな。ヒヒヒ」


柿崎「ワーッ!」

輝「柿崎!!」
とあっさりやられます。
ここからが愛されポイント!
このエピソードは、後々のマクロスに影響を与えます。
それが、マクロスフロンティアの第23話「トゥルー・ビギン」です。
パトロール中のアルトは、部下のジュンから質問を受けます。
「隊長が、シェリルと付き合ってるっつうのはマジっすか?」と言われ、アルトが動揺した際言ったセリフがこちら。
アルト「バルキリー乗りのジンクスを知らないのか。作戦中に女のことで人を揶揄うといきなり撃墜されるという・・・」「うおー!!!」といきなり叫ぶマルヤマ、その視線の先には手を振るシェリルが。


もはや、バルキリー乗りのジンクスにまでなっています。
さらに、極め付けはこちら。

PlayStation2用のソフト「超時空要塞マクロス」です。
テレビ版ステージP-10「バースト・ポイント」と劇場版ステージA -07「遺跡」をクリアするとVF -1A柿崎専用機が使用可能となります。
その機体を使って「遺跡」をプレイしてみると・・・・
はい、素晴らしい!まさに柿崎のためのステージです。

しかし、こんなアイキャッチまで用意されてるなんて、本当に柿崎は愛されてますね。
いかがでしたでしょうか。今でもアンケートやSNSのコメントなどでも柿崎の名前が挙がります。みんな大好きなんですね。
私も当然大好きです。
それでは。