マクロスシリーズ

【マクロスプラス】大好きなんですよね。YF-19とYF-21【プラモデル】

みなさん、こんにちは。

今回は、私がマクロスに登場する可変戦闘機の中でも特に好きな機体をご紹介します。

それはマクロスプラスに登場する「YF-19」と「YF-21」です。

なぜ好きなのか?

マクロスプラスの物語が好きなのもありますが、試作機というポジションもステキなんですよね。量産機には無いとんでもないものが乗っけられていたり、先を見つめてとんがっている感じがいいですよね。そして2機ともカッコいい!

マクロスプラスでは、統合軍の次期全領域可変戦闘機(Advanced Variable Fighter)開発計画「スーパーノヴァ」での2機の競争開発の様子が描かれます。

スーパーノヴァで示された要求仕様は非常に挑戦的で、単独でフォールド航行を可能とし敵の中枢を破壊、若しくは捕虜の救出を可能にすることやアクティブ・ステルスやピンポイント・バリア・システムを搭載するなどこれまでの可変戦闘機を多分に凌駕するものでした。

これには、2037年9月に起きたスピカ事件が大きく関わっているとされています。

スピカ事件とは、移民星スピカ3がゼントラーディ軍第1534基幹艦隊に侵攻され、6時間で壊滅した事件です。

スピカはVF-11「サンダーボルト」を主力とし、反応弾も標準クラスの配備がありました。にもかかわらず僅か数時間で壊滅したことは軍上層部を動揺させ、スーパーノヴァ計画が急遽立案されました。

じゃじゃ馬娘なかわい子ちゃん YF-19

スーパーノヴァ計画に対して新星インダストリー社が提示した機体がYF-19です。

同社の傑作機VF-11を発展させつつも前進翼を取り入れ、大気圏内での機動性を突き詰めた機体となっています。

機体設計は当時17歳だったヤン・ノイマン。

しかしYF-19はいささかピーキーすぎる機体であり、それまでのテストパイロットが4人負傷し、2人が死亡しています。

機体の統合制御を行うAIも従来のANGIRAS(アンギラス)からARIEL(エアリアル)に変わっています。(マクロスΔのVF-31ではARIEL2になってましたね。)このARIELにはある噂があるのですがそれは後述します。

相次ぐ事故により開発チームを悩ませたYF-19だったが、イサム・ダイソンが着任してからは、良好な結果を残していきます。

型破りだったイサムにヤンは驚き呆れながらも、お互いに意見をぶつけ合い、次第にイサムと行動を共にするまでに。

そんな場面をプラモデルで作ってみました。

 

イサムとヤンが地球に乗り込む場面を再現したのがこちら。

先進すぎた名作機 YF-21

スーパーノヴァ計画のコンペティションにゼネラル・ギャラクシー社が提案したのがYF-21です。

ゼントラーディー系の技術を取り込み、バトロイド時の姿勢制御には、クァドラン・ローのキメリコラ特殊イナーシャ=ベクトル・コントロール・システムの改良型が用いられています。

また、OTMを応用した新式複合素材による可変主翼を採用し、パイロットの意思を汲み取り翼の形状を最適化できます。

さらに画期的なものがBDI(脳波コントロールシステム)でパイロットは手足で機体をコントロールするのではなく、精神統一してイメージによる機体制御ができるというシステムが組み込まれています。

この野心的なシステムは、極めてデリケートなもので、精神が不安定になると機体制御に問題がおこるものであり、また、生産コストも高くなる欠点もありました。

設計主任でありテストパイロットも務めるのは、ガルド・ゴア・ボーマン。ゼントラーディーと地球人のハーフです。

コンペティションでは、優れた成績を残し、当初統合軍の間でも評価が高かったようです。

劇中冒頭のYF-21の飛行準備の場面は、着実に準備を進めるスタッフの手際の良さと、これから始まる物語の高揚感と相まって何度見てもいいですね。

これもプラモデルでそれっぽく再現してみました。

物語終盤では奥の手であるリミッター解除モードも出ました。

YF-21が通常の可変戦闘機と異なり、バトロイドの足がエンジンでは無いことでできる芸当ですね。

こちらも作ってみましたよ。ハセガワさんのプラモデルには、機体下のホバリング用のシャッター状ノズルもモールドされていて、是非これを生かしたものも作りたかったのです。

ガルドは、このモードでゴーストと対決し、体当たりをすることでゴーストを止めることができたわけですが、実はその前のイサムとのケンカでミサイルを撃ち尽くしており、それがなければ・・・という話もあります。

コンペティションの方では、BDIの問題点や生産コストの高さでYF-19に敗れてしまうYF-21ですが、機体性能の評価は高く、後に特殊作戦機VF-22として制式化されました。

ガルドの名前も、後のゼネラル・ギャラクシー社内に「ガルド・ワークス」が作られるなど受け継がれています。

17年振りの再会を祝して、乾杯さ。

YF-19とイサムは、その後驚きの再登場を果たします。

「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」の最終決戦にスーパーパック付きで再登場‼︎‼︎

当時劇場で観ていた時には、周りからもどよめきと歓声が上がりました。

この機体、正式名はVF-19EF/A「イサム・スペシャル」。

統合軍を離れ、S.M.Sに入隊したイサムが入手困難なVF-19Aを求めたが叶わず。旧知のヤンに接触を図った末に手に入れたという曰く付きの機体となっております。

このプラモデルが発売されることを知った時は、歓喜でした。ハセガワさん、ありがとうございます!

実はおしゃべりできるYF-19??

SBクリエイティブさん出版の「ヴァリアブルファイター・エピソードアーカイブスVol.1」では、YF-19の開発物語が収録されています。

それによると、イサムがテストしていたYF-19。実はパイロットと会話することができるそうです。

この物語、非常に面白く、ますますYF-19が好きになってしまうでしょう。

気になった方、是非読んでみてください。

しかしYF-19とYF-21、好きすぎてこのカラーだけで何機作ったんだろう?

それでは。