マクロスシリーズ

【マクロスデルタ】絶対LIVE!!!!!! 感想【ネタバレあり】

みなさん、こんにちは。

「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」観てきました!

今回は、初見で気付いた点や感想を書いていきたいと思います。

思い出しながらの記述となりますのでストーリーが前後するかもしれませんがご容赦ください。

以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

 

ファーストインプッション!

今回の劇場版について

そもそも、今回の劇場版、タイトルである「絶対LIVE」から最初はワルキューレの3DCGによるフルライブぐらいに思ってました。

それが、こんなにちゃんと物語になるとは。

しかもデルタの決着をつけることになるなんて思わなかった〜。

デルタ小隊と空中騎士団の共同フライト

初っ端からデルタ小隊と空中騎士団との展示飛行。TVシリーズの時から、こんな日が来るといいなと思っていましたが、こんなに早く観られるとは!

インメルマンダンスもより立体的な機動になり、逆立ちまで披露。マクロスであんなにアクロバティックな動きをバトロイドでするのは初めてですね。

赤騎士様⁉︎

ボーグが赤騎士様になっています。

TV版では、「ダーヴェントの白騎士」が伝統の称号でしたが、劇場版では「○騎士」というように個人のイメージカラーに「騎士」をつけることに設定変更があったのでしょうか。

ハヤテの個人プレーに怒ったボーグが突っかかります。それに対してテオ、ザオの言葉がそれぞれの性格を表していて面白いです。設定ではありましたがTV版ではそれほど感じなかったので嬉しかったです。

ワルキューレのライブ

アイススケートをモチーフにしたワルキューレのライブ。その演出があったか!という感想でした。

5人という人数を上手く使った演出でした。フレイアのイナバウアーがみられるとは!

ハヤテの告白

フレイアのおばあちゃんのリンゴの木の下で、いい感じのハヤテとフレイア。

前回の劇場版ではそれほど進展のなかった2人でしたが、いつの間にかいい雰囲気に。

そこにハヤテからの告白。

まさか物語のこんなに前半で告白がくるとは!と驚きました。今までのマクロスなら最後の最後に告白がお決まりでしたからね。

圧倒的な戦力差

突如現れたヘイムダル、いきなりフレイア達の大切なリンゴ達が焼かれ尽くされます。それまでの描写が美しいだけにショックな展開です。

まあ、これが後にフレイアとハヤテの認識の差が出てしまう展開に上手く使われていますが。

それにしても圧倒的な戦力差です。

あの空中騎士団の騎士が次々に落とされます。

天才マックス登場!

予告編で登場が明らかになったマックスことマクシミリアン・ジーナス!

やはり、ケイオスの艦長になっていましたか。

エキセドルの登場も嬉しかったです。

てっきり、オールドファンを喜ばせるためのチョイ役と思っていたら、結構重要な役でしたね。

過去に艦長を引き受けることに対する葛藤などマックス個人の悩みが聞けるとは思いませんでした。

アラドの艦長の素質を見抜き、艦長を任せた場面。「私はもう艦長ではない!ただの天才だ!!」のセリフに痺れました。やはりいくつになってもマックスはマックスです。

テーブルに並んだ料理が・・・

アラドとマックスが会議を進めるテーブルに並んだ料理が、パインサラダにパインケーキ、さらにはステーキが!

これはマクロスファンにはお馴染みのフラグ!しかも3点セット!!ステーキはご丁寧に一切れ食べてある!!!

もう、不安しか感じません。

敵兵について

潜伏していた敵兵に襲われるマックスとアラド。

襲った敵が正体を表したとき。

いやいや、その体にそれは入らんだろと心の中で突っ込んだのは秘密です。

こんなに短い時間に

今回は劇場版であり、しかもただでさえ登場人物が多いマクロスデルタ。

見終わってみると、よくこの短い時間に個々のキャラクターの内面に切り込めたなぁ。というのが感想でした。

これだけキャラクターがいれば、主要メンバーだけの心情に寄り添うのが精一杯なはずなのに、見終われば、ほぼ全てのキャラに感情移入できるほどのストーリーと場面が用意されていました。

今回の劇場版。凄いです。只者ではありません。

美雲の感情

今回の劇場版。美雲の感情があんなに激しく描かれるとは。

普段冷静で、歌うこと以外には感情をださなかった美雲が、レイブングラス村が焼き払われた時には激しく怒ります。

そして、フレイアの身に起きたことに対して激しく慟哭します。美雲の涙に驚いたのは私だけではないはず。

まさかのゴースト乗り換え

最終局面で敵艦に向かうハヤテ。出力が足りないと思ったとき両翼にゴーストが着装されます。

その前の場面でミラージュのコクピットに映ったものが早すぎて確認できなかったんですよね。

これを観たときも、これまでの劇場版のマクロスシリーズを超えたと思いました。

これまでは、出撃前から重装備でパージしていくの描写はありましたが、今回まさかの、アーマードパーツをパージ後に、ゴーストが飛んできて合体とかマクロスFとマクロス7の合体技が披露されました。

これまでの表現をミックスして新たな感動に昇華させる。マクロスの魅力が存分に発揮されています。

ここにきてマクロス30か?

敵艦に突入するハヤテは次元バリアに阻まれます。

後ひと推しってところでフレイアの歌が届き、突破することができる。

この流れってマクロス30ですよね。

マクロス30に出てくる主人公機「YF-30クロノス」は、フォールド断層に機体ごと突入するための機体。つまり可変戦闘機というより可変超時空突入艇と言われています。

そして、マクロスΔのVF-31は、YF-30を試作機とする機体です。

ここでその能力が発揮されたのか?

歌が素晴らしい!

今回のマクロスも歌が素晴らしい!

特に最後にウィンダミア人達と合唱になる曲(「ALIVE〜祈りの歌〜」かな?)は、これまでのマクロスで流れたどの曲にも負けないと思いました。全ての人が想いを込めて歌いひとつになる。まるでコンサート会場にいるような感動を覚えました。

そして、「ルンに花咲く恋もある」この歌にこんな意味が含まれているなんて、発表された時には思いもしませんでした。

衝撃のラスト

ラスト・・・衝撃的でした。

マクロスでこんなラストを見ることになるなんて・・・

「突き抜けた」これが今回の劇場版を観た素直な感想です。

「マクロス」が明らかに次のステージに進んだということを実感しました。

「絶対LIVE」にダブルミーニングがあるとは思っていましたが、ここまで「生きる」ということに重みを置いてきたことに、「生きる」ということの本当の意味を観客の僕らにぶつけてきたことに衝撃を受けました。

もうこれは単なる娯楽のアニメーションではないです。人生を振り返させる良質の芸術といえます。

劇場で配られたポストカード。

告知を見た時には、なぜフレイアはこの場面なんだろうと思いました。もっといい場面があったのにと。

でも、映画を観た後ならわかります。

これしかないと。

まさに神技です。

劇場版を観た後のことも考えての演出だったのかと、制作スタッフの愛を感じました。

ラストに

最後に出てきた子は、なぜルンを持っているのでしょうか?

最後に何かを取り込んでいる?感じているような表現がありましたので、フレイアの熱い想いを取り込んでいたのでしょうか?

これから何回か劇場で確認していきたいと思っています。

初見での感想となりますので、回数を重ねていくともっとみえてくるものがあると思います。

今回の「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」は確実にマクロス史に残る名作だと思います。

多くの人に見てもらいたいです。

劇場での衝撃に思うがままに書いてみましたが、これから何度も観て、マクロスΔの深いメッセージが読み取れたらと思います。

それでは。

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