マクロスシリーズ

【マクロスF】マクロスff〜劇場版を繋ぐパラレルストーリー〜【漫画】

みなさん、こんにちは。

今回は、マクロスFを題材にした漫画の中から喜久屋めがねさんの「マクロスff(フォルテシモ)」をご紹介します。

「マクロス・フォルテシモ」は、雑誌「マクロスエース」に掲載され2013年に角川コミックス・エースさんから単行本化されました。

作品は、「劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜」と「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」を繋ぐ物語となっており、河森正治さん監修のオリジナルストーリーです。

いきなりシェリル・ノームとランカ・リーの下着のグラビア撮影に早乙女アルトが同席している場面からスタートです(笑)

その後もマヤン島観光大使に任命されたランカと特別任務としてシェリルに同行してマヤン島にきたS.M.Sメンバーとの水着回などサービスカット多めです。

喜久屋めがねさんの漫画は、線が綺麗でマクロスFの作画にかなり寄せてくれているので、ファンもすんなり入り込めます。

なによりもキャラクターの心情に合わせた表情の描き方が非常に上手です。

通常モードとギャグモードの表情も好きです。

また、衣装の書き方も繊細で、シェリルは、大胆かつゴージャスに。ランカはシンプルで可愛らしくと登場ごとにかき分けられていて、みているだけで目の保養になります。

アルトの書き方もいいですね。

普段のアルトもいいのですが、女装したアルトが格別に美しい!

私の好きな回は第4話と第5話です。

主にアルトと父である早乙女嵐蔵とのお話なのですが、すごく掘り下げてあって嬉しいです。

愛情はあるものの不器用で上手く接することができない嵐蔵の表現。嵐蔵を支えながら有人に本当の空を見せたいと願う母美与。TV版や劇場版では語れなかった早乙女家の本当の姿が描かれていて胸を打ちます。

そして入院した嵐蔵が、アルトに語った本当の気持ち。それを知ったアルトの悩み、後悔。

さらにそれを癒すシェリルの言葉。

もうこの回だけで涙ものです。

フロンティアファンはもちろん、全てのマクロスファンに知って欲しいエピソードとなっています。

物語は、突然引退宣言をしたシェリルから急展開をみせます。

シェリルに何が起きたのか。ランカ、アルトはどうするのか。続きはコミックスを読んでみてください。

コミックスの巻末には、喜久屋めがねさんと河森正治さん、そして元SKE48の松井玲奈さんの「トライアングルマクロストーク」が納められています。

アイドルにバルキリーの変形を説明をする河森さん。もともと「エウレカセブン」が好きだった松井さん。

印象的だったのは、松井さんがマクロスFを観てどうしてシェリルとランカに対してアルト1人なんだろうと疑問を持ったとの感想を述べているところです。

マクロスファンは三角関係を当然のように見ていますが、新しく観た方には新鮮なんだということがわかりました。

シェリル派の松井さんがライブでランカのポーズをこっそり入れたりしたエピソードも楽しいです。

喜久屋めがねさんは他にもマクロスFのドラマCD「娘ドラ◎」のコミカライズも行っています。

こちらもドラマCDと合わせて読むと面白いですよ。

それでは。