マクロスシリーズ

マクロスプラスはOVAと劇場版の脳内ミックスがオススメ!

みなさん、こんにちは。

今回は、私が「愛・おぼえていますか」の次によく見ているマクロスプラスの紹介です。この作品大好きなんですよね。

なんといっても、空の爽快感がたまりません。蒼く澄んだ大空や黄昏時の美しさ、そしてそこを切り裂いて飛んでいく飛行機。良いですね♪

「マクロスプラス」はOVAとして全4巻が1994年から1995年に渡って発売されました。

その劇場版である「マクロスプラス MOVIE EDITION」は、全4話を再編集し、新作カットを約20分追加した作品で1995年10月に公開されました。

マクロスプラスは、元々映画として構想されていたとのことで、特に戦闘シーンはアニメーションの限界に挑戦するような作画となっています。

Dedicated to all pioneers.

まずは、ストーリーから。

AD2040年、統合軍は次期可変戦闘機の開発のため惑星エデンで2社による競争開発プロジェクト「スーパーノヴァ」を進めていた。軍規破りの常習犯であるイサム・ダイソンは新星インダストリー社のテストパイロットに任命され「YF-19」に搭乗することになった。しかしライバル会社のゼネラル・ギャラクシー社のテストパイロットが幼馴染のガルド・ゴア・ボーマンであることを知り、事態は急変する。2人は7年前のある事件をきっかけに仲違いをしていたのだ。険悪なムードの中、人気のバーチャルアイドル「シャロン・アップル」がエデンにやってきた。そしてシャロンのプロデューサーとしてイサムとガルドの幼馴染であるミュン・ファン・ローンが登場することにより物語が大きく動き出す。プロジェクトの行方は?3人の関係は?7年前に一体何があったのか?

OVAもMOVIE EDITIONもストーリーは同じです。

脳内ミックスが最良だと弾き出しました。

このマクロスプラスの魅力の一つは、飛行機の競争開発の様子や飛行機を飛ばしている時のGのかかる様子などのリアルな描写です。

実際、総監督の河森正治さんや特技監督の板野一郎さんは、本作作成時にアメリカに渡り、模擬空中戦を体験しています。

教官に無断で操縦桿を操作し、ブラックアウトと意識喪失を体験したそうです。これが作品中でのリアルな空戦描写となっています。

ただし、MOVIE EDITIONはOVA4巻分を115分に収めるために各場面を再構成しているため、この競争開発の部分が少しカットされているんですよね。

そして、イサムの着任前の描写やVF同士のプロレスエピソードもカットされています。また、ガルドの心の闇が描かれる場面も少なくなっています。

もちろん、それらの場面がなくても一作品として十分見られる内容にはなっています。

しかし、キャラクターの細かい心理描写はどうしてもOVAの方がわかりやすいんですよね。

それでも、MOVIE EDITIONの新作カットは非常に素晴らしい。

エデンのニューエドワーズ基地でイサム達を見送るミラード大佐や同僚のルーシーの場面もいいですね。実はミラード大佐は、若かりし頃、一条輝のスカル中隊に所属しています。

特に最高なのは、ラストの部分、シャロンのコンサートもOVAからパワーアップしていますし。ラストカットも追加されています。

そしてなによりも凄いのは、ガルドの乗るYF-21とゴーストとの戦闘です。

大量のミサイルとYF-21の目まぐるしい動きとドッグファイトは、板野一郎さんの演出によるもので驚くほどの書き込みがなされ、アニメーションの手描き作画の限界に挑んだ内容となっており、「伝説の5秒」と言われています。

これ、機首下のバーニアからも噴射しているのがわかります。

凄まじい作画です。

これは見逃せません。

では、どうするか。

これは両方とも観るしかありません(笑)

そして脳内でいいとこを補完、ミックスするのです。

極端に言えば物語はOVAを中心に、特にラストはMOVIE EDITIONという感じです。

それが最良だと僕のプログラムは弾き出しました。出しましたけど・・・

Dedicated to you.Our future pioneers…

マクロスプラスは音楽も素晴らしいです。

音楽を手掛けたのは、菅野よう子さんです。

マクロスFでも音楽を担当して大成功を収めたのですが、実は菅野さんのアニメ音楽デビュー作品がマクロスプラスなのです。

特に「INFORMATION HIGH」は素晴らしい!

是非、この素晴らしい作品であるマクロスプラスを見てください。

見終わったあなたはきっとこのポーズをしていることでしょう(笑)