プラモデル作成

初めてのマクロスプラモ。必要な道具は❓塗装編

前回で、初めてマクロスのプラモデルを組み立てるのに必要な道具をご紹介しました。

今回は、

塗装編

になります。

プラモデルの塗装といえばエアブラシと思う方もいるでしょう。かっこイイですもんね。わかります。でも、

「初めてなのにいきなり揃えるのは無理」

「子どもがいるから、塗料の粉塵が心配で」

という方もいるでしょう。

大丈夫です。

プラモデルは筆塗りでも十分に満足できる作品が作れます。

特にマクロスは、機体の基本色に対してラインの色で機体を区別する塗装が多いため、筆塗りでほとんど作れます。

ラインもほぼデカールが用意されていますので、それを使えば、ちょこちょこっと塗装するだけでできてしまうのです。

実際、私もエアブラシを使わずにずっと筆塗りでマクロスのプラモデルを作り続けています。

初めてプラモデルを作るのであれば、筆塗りでまず試してみましょう。

筆塗りのムラは、飛行機モデルではかえっていい味になりますよ。

塗料

模型の塗料には、大きく3種類あります。

・ラッカー系塗料

・エナメル系塗料

・水性塗料

ラッカー系塗料

ラッカー系塗料の定番、「Mr.カラー」です。速乾性に優れ、塗装後の塗膜の強度も高い。何より色数の多さが魅力です。ただし、臭いが強く、筆の洗浄には専用の溶剤が要ります。

私は、クリアピンクのように他に代用できない色が欲しい時だけ使います。

エナメル系塗料

エナメル系塗料の定番、「タミヤカラー エナメル塗料」です。主にスミ入れに使用します。臭いはありますが穏やかです。薄める時や洗浄には専用の溶剤が要ります。プラモデルの素材によって侵食されることもありますが、多くのマクロスプラモでは、特に問題ないです。ただし、バンダイさんの3段変形で、金属線を入れて可動させるようなプラに負荷が掛かる箇所では、ボロボロに砕けたことがありました。

水性塗料

私がメインに使っているのが、「水性ホビーカラー」です。

水で筆の洗浄ができます。臭いも穏やかで、乾燥後は耐水性になります。

よく言われるような塗膜の弱さは、特に感じたことはないです。

2019年から、リニューアルをして、写真の右のラベルに変わりました。

使用してみて驚いたのは、乾燥の速さもですが、乾燥後の手触りが完全に別物だった事です。表面が滑らかで陶器を触っているような感覚でした。凄く気持ちがいいです。

さらにホワイトの隠蔽力が上がっていること。これはなるべきスジ掘りをしたくない私には画期的でした。今までは「何度か塗り重ねたいけどスジが埋まってしまう〜。」との闘いでしたから。ただ、イエローは隠蔽力が弱いと思います。

値段が30円程上がりましたが、それを苦と思わないほどのグレードアップがされています。

水性塗料で、お店でよく見かけるのが、「タミヤカラー アクリル塗料ミニ」だと思います。

筆ムラが出にくいことと、もちろん筆等の水洗いが可能ですが、臭いが独特で私はちょっと苦手な部類です。

おまけ

GSIクレオスさんの「Mr.キャップオープナー」です。

これはもう手放せません。凄く楽です。時間短縮になります。

プラモデル作りをしていると塗料ビンの内側で塗料が固まってしまい、なかなか開けることができないことがよくあります。今までは手が痛くなりながら開けていたのですが、これを使ってからは世界が変わりました。それぐらい衝撃的でした。

値段も安いので、手に入れておくといいですよ。

筆は、プラモデル用を選んでください。

筆の種類は、平筆、丸筆、面相筆があるといいです。平筆は面積の大きいところ用、丸筆は狭いところ用、面相筆は細かいところ用です。

最初は安いもので十分です。

消耗品ですから悪くなったら買い替える必要がありますからね。とはいえ愛着がある筆は、ついつい手に取ってしまいますが。

私が気をつけているのは、平筆で、ホワイト用とそれ以外用で使い分ける事です。特にレッドやブルーは筆に色が残ることがあり、その後にホワイトを塗ろうとすると色が溶け出してくることがありました。それからはホワイト専用の筆を用意しています。

マスキングテープ

塗り分けをする時に、塗料が付いて欲しくないところをカバーするのがマスキングテープです。

写真は、タミヤさんのマスキングテープ。これも定番商品です。1センチ幅のものが使い勝手がいいです。専用ケースは、テープ横に埃が付かないのでオススメです。

必要に応じてカッターで切って使いましょう。

スミ入れ

プラモデルの見た目を引き締めるスミ入れ。

エナメル塗料が最適です。ガンダムマーカーのスミ入れ用でもいいですが、エナメル塗料で行えば、ちょっとした汚しを再現(ウエザリングと言います。)も同時にできます。

塗料編で紹介した「タミヤカラー エナメル塗料」のフラットブラックとジャーマングレーを混色してエナメル溶剤で薄めて使うのが一般的ですが、最近は最初から濃度が調節してあるタミヤさんの「スミ入れ塗料」がありますので、こちらを使うと手軽です。キャップにブラシが付いているのもいいです。

色は、ブラックだと濃すぎてオモチャっぽくなってしまうので、ダークグレーがいいでしょう。

拭き取りはエナメル溶剤を綿棒に着けて、汚れの流れる方向を意識して拭き取るといい感じになります。

何度でも、やり直しが効きますので、自分が納得できるまで試してみてください。

 

以上で塗装編は終わりです。

プラモデルは塗装をすることで、もの凄く存在感が増します。

ぜひ、お試しください。